子どもの歯並びは、日常生活で何気なく行っているクセによって悪くなることが多いです。特に口呼吸は一見すると無害に見える習癖ですが、歯並び以外にもさまざまな面に悪影響が及ぶため、早期に改善するのが望ましいです。
そんな子どもの将来の歯並びために行う治療を予防矯正といいます。お子様が普段、見せる仕草や習慣に心当たりがある方は、大阪府の柏原おとなこども歯科・矯正歯科までご相談ください。

お子様にこんなクセは
ありませんか?

  • 口を開けて呼吸している(お口ポカン)
  • 舌で前歯を押したり、舌を前歯で噛んだりしている
  • 指しゃぶりをしている
  • 頬杖をついていることが多い

これらのクセが3~6歳頃に見られる場合、将来的に歯並びや咬み合わせが悪くなるリスクが高くなります。

口腔習癖が歯並びを悪くするメカニズム

お口周りのクセ(口腔習癖)は、次のような影響を及ぼすことで歯並びや噛み合わせに悪影響を与えることがあります。

口呼吸

お口を開けたまま呼吸していると、口の中が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、乳歯を虫歯で失うと、永久歯の生え変わりに悪影響を及ぼし、歯並びが乱れる原因となることもあります。

また、口呼吸を続けているとお口周りの筋肉が緩み、歯列に適切な力がかからなくなることで、あごの発育が妨げられます。その結果、あごの幅が狭くなる・出っ歯になる・歯がガタガタに生えるなどの問題が起こる可能性があります。

舌癖(ぜつへき)

本来、舌は上あごにぴったりとついているのが正常な位置です。しかし、舌を前歯で押したり、舌を低い位置に置くクセがあると、歯並びを支える力が弱くなり、歯列が乱れる原因になります。

例えば、舌で前歯を押すクセがあると、出っ歯になりやすくなり、前歯で舌を噛むクセがあると上下の歯がしっかり噛み合わない「開咬(かいこう)」 の原因になることがあります。

指しゃぶり

3~4歳を過ぎても指しゃぶりを続けていると、頬の筋肉が歯を内側に押し込み、前歯が前に傾いてしまいます。その結果、出っ歯や開咬の原因になることがあります。

頬杖

頭の重さは体重の約10%を占めると言われています。片側のあごにばかり負担をかける頬杖は、あごの骨の発育に影響を与え、歯並びの左右バランスが崩れる原因になります。

矯正治療が必要になる
歯並びとは?

すでに歯並びに影響が出ている場合、適切なタイミングで矯正治療を始めることが重要です。以下のような歯並びの乱れが見られる場合は、一度ご相談ください。

出っ歯
(上顎前突)

受け口
(下顎前突)

ガタガタの歯並び
(叢生)

深い噛み合わせ
(過蓋咬合)

すきっ歯
(空隙歯列)

前歯が噛み合わない
(開咬)

3~6歳の予防矯正
「プレオルソ」とは?

当院では、3~6歳のお子様を対象に プレオルソを使った予防矯正を行っています。

プレオルソは、既製のマウスピース型矯正装置を使用し、お口周りの筋肉のトレーニングを行うことであごの発育をサポートし、歯並びの悪化を予防することを目的とした矯正装置です。

この装置を使うことで、舌の位置を正しい位置へ誘導し、口呼吸や指しゃぶりなどのクセを改善する効果が期待できます。ただし、プレオルソは歯並びを細かく動かす装置ではなく、予防矯正を目的としているため、歯並びの調整が必要な場合は、将来的に本格的な矯正治療が必要になることもあります。

プレオルソのメリット

痛みを感じにくい

プレオルソは柔らかい素材で作られているため、装着時の痛みや違和感が少なく、お子様も負担なく使用できます。

費用が比較的安い

既製のマウスピースを使用するため、オーダーメイドの矯正装置に比べて費用を抑えられます。

簡単に着脱できる

取り外しができる装置なので、歯磨きの邪魔にならず、清潔に保ちやすいのが特徴です。

金属アレルギーの心配なし

金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクがなく、安心して使用できます。

装着時間が短い

プレオルソは日中1時間+就寝時に装着するだけで効果が期待できるため、幼稚園や学校では外しておくことができます。

口呼吸を改善し、健康な発育をサポート

プレオルソを使用することで、お口周りの筋肉が鍛えられ、口呼吸から鼻呼吸へと自然に移行しやすくなります。

まずはお気軽に
ご相談ください

お子様の歯並びは成長とともに変化するため、早めのチェックが大切です。「まだ小さいから大丈夫かな?」と思っているうちに、クセが定着し、歯並びに影響を及ぼすこともあります。
気になるクセや歯並びのこと、何でもお気軽にご相談ください。お子様の将来の健康な歯並びのために、私たちがしっかりサポートいたします。